株式会社佐野では、色材の全てを取り扱っています。
世の中の「色をつける」ことに関しては、分野や素材を問わず、適切な色材と技術をご提案できる体制があります。
草木染のような自然由来のものから、化学的に安定した顔料まで、幅広くご用意しています。
「色をつけたい」と思われたら、まずは佐野にご相談ください。色材だけではなく、その利用方法や技術も一緒にご提供しています。
染色用工業薬品は、色を落としたり、脱色・漂白などの用途で洗剤として使われることが主ですが、染色の前処理や色を定着させる工程でもこれらの薬品を活用します。
塩や尿素をはじめとして、重炭酸ソーダ(いわゆる重曹)、過炭酸ソーダ、家庭のナチュラルクリーニングにも使われる、弱アルカリ性のセスキ炭酸ソーダなど、染色に必要なさまざまな工業薬品を取り扱っています。
同じアルカリ性でも構造の違いによって効果が異なるため、求められる結果や素材によって使い分けが必要です。どんな素材で何をしたいかをご相談いただけますと、それを解決できる工業薬品をご提案させていただきます。
株式会社佐野では、柄や模様を表現するための「プリント資材」を幅広く取り扱っています。
捺染用の染料や抜染剤、加工薬品、バインダー類などがあり、素材や表現方法に応じて無限の組み合わせで選定・提供が可能です。
藍染のような天然染料を用いたプリントや、黒地に模様を浮き上がらせる技法、透け感のある「オパール加工」など、用途に応じた特殊資材も取り揃えています。
さらに、従来の抜染材である亜鉛ホルムアルデヒドスルホキシレート(デクロリンやハイドロサルファイト)が市場から姿を消す中、還元抜染に代わる新たな薬品を独自に開発・供給しており、技術継承と現場支援を続けています。お困りの方はどうぞお問合せください。
プリントや転写に関わる各種設備機器の取り扱いを行っています。
代表的なものとしては、インクジェットプリンター(アートジェット)や、ホットメルト(粉状の接着剤)を振りかける専用機器、製品台や長台、円形・半円形の自動プリント機(エスローク)などがあります。
特に注目されているのが、プリントとインクジェットを融合したハイブリッドタイプの機械です。たとえば、白インクの下引き部分をスクリーンプリントで行い、カラー部分だけをインクジェットで印刷するという構造の機種も取り扱っています。これにより、高価になりがちなインクコストの抑制や工程効率の向上が可能です。
また、設備の詳細についてはメーカーや仕様によって異なるため、お客様のニーズに応じてご案内・ご提案いたします。特定メーカーに偏らず、幅広く対応可能な点も当社の強みです。
株式会社佐野では、素材に応じた染料の選定から、染色方法の技術提供まで、染色に関わるあらゆるノウハウを蓄積し、ご提供しています。
布・紙といった素材への染色を中心に、繊維の種類ごとに異なる染料(セルロース系、ナイロン、ポリエステル、シルク、ウールなど)に対応。反応染料、直接染料、酸性染料など、素材や用途に最適な処方をご提案します。
伝統的な直染めの手法や、化学的な再現性のある反応染料の使い分けなど、「職人の勘」と「データによる染色」のどちらの経験もございます。
また、染料に加えて、昨今国内生産が難しくなっている国産刷毛・スケージ・コマベラなどの職人道具の提供も行っており、現場に必要な資材一式を揃えることができます。必要な方は一度ご相談ください。